こんな方はぜひチェックしてください
・いつまでも若々しいカラダを保ちたい
・定期的に運動したいけど自分で続けるのはなかなか・・・
・ジムに行ってみたことはあるけど、どんな機械が自分に合っているかわからない
・若い時に比べると、自分の身体や動きに対して違和感が出てきた
・人付き合いが限られてきて、少しだけ新しい刺激が欲しい
実は10人に1人が介護予備軍?!
フレイルという言葉をみなさんはご存知でしょうか?
知っている方もそうでない方も。まずは両手で輪を作り、ふくらはぎの一番太い部分を囲んでみましょう。
指輪っかテスト
両手の親指と人差し指で、ふくらはぎの最も太い部分を囲んだ時、
3つの絵の中で一番近いのはどれでしたか?
・・
3番目のように、手の内側に隙間が空いていませんでしたか?
これは「指輪っかテスト」と呼ばれる、
サルコペニア(加齢により全身の筋肉量や筋力・運動機能が低下した状態)の
簡易チェックに用いるテストです。
隙間が空いている、またちょうど囲める程度である場合、サルコペニアが疑われます。
フレイルについて
サルコペニアはフレイル(虚弱:生活習慣なども含むより広い概念で、要介護のリスクが高い状態)の要因となり得ます。
いずれも放置すると健康寿命を縮める可能性が高いことが言われています。
フレイルの簡易チェック
□ 6ヶ月で、2kg以上の意図しない体重減少がある
□ 握力:男性<28kg 、女性<18kg
□(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする
□ 通常歩行速度<1.0m /秒 ※横断歩道を渡り切れるかどうかが目安
□ ①軽い運動・体操 ②定期的な運動・スポーツ ①②ともに週に1回もしていない
上記のチェックに1つでも当てはまれば「プレフレイル」、
3つ以上に当てはまれば「フレイル」に該当するとされています。
上記のチェックはJ-CHSとよばれる身体的フレイルの簡易チェックですが、
「フレイル」の概念は身体的なものに限りません。
以下の図は、健康な群、プレフレイル群、フレイル群それぞれの生存率を示しており、
フレイルが健康寿命だけでなく生物学的な寿命に影響していることがわかります。
元の健康な状態には戻らないの?
フレイルに関する研究では、高齢の方の虚弱状態は変化し得るもの、つまり不可逆的ではないことが示されています。
そして、進行速度については個人差が大きいことも示唆されています。
これは一度プレフレイル・フレイルになっても、適切なプログラム(運動や栄養など生活習慣の改善)によって
健康な状態に回復する可能性や進行をゆっくりにできる可能性があるということだといえます。
適切なプログラムって?
では、私はどんな運動や食事に気をつければいいの?
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
フレイルの要因はさまざまであることや個人差が大きいことから、
適切な生活習慣もオーダーメイドで考える必要があると私たちは考えています。
みなともGo!での理学療法士の評価に基づいた運動メニューや脳トレに加えて、
ちょっとした身体に関するお悩み相談、管理栄養士による食事の相談などを通して
効果を実感していただける方が続々と増えています。
引用/参考文献・リンク
Tanaka T et al, Geriatr Gerontol Int. 2018:18(2): 224-232
Fried LP et al,J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2001:56(3):M146-56